地震の被害にあったときの知恵(熊本地震被災の方へ。)

熊本ならびに、九州地方の方々 ご不安な日々をお過ごしかと思います。
遠方なことや、地域を知らぬものが被災地に入ると多くの問題が起こりますので
遠方からですが 少し、お役に立てばと思います。
(現地を知らない事や、個々の環境により違うので参考程度で申し訳ありません。)

私は、阪神淡路大震災の経験者です。
震源地のま北 海を渡ったところに位置する地域にいました。
職場は、神戸のど真ん中。多くの焼け跡や被害をみました。
そんな経験から、生活に必要な事をまとめて書きたいと思います。

〇 安全な場所の確保

 ・避難指示が出ている場合は速やかに 身分証明、重要書類(印鑑や通帳、権利証等)と
   最小限の衣類(特に防寒、頭を守るもの(分厚い帽子など)、靴はしっかりとした底のもの。
    ( あればゴム長やトレッキングなどは重宝します。)、手袋、大き目のビニール袋、
     ティッシュペーパーを荷物にまとめて、缶詰、飲料水などがあれば無理しない程度確保。

  ブレーカーやガスの元栓を必ず確認してから家を離れる。
 (避難場所への道中、水のある箇所は入らない。状態によりますが感電のおそれもあります。
  道が崩落(特に道の端)する場合があるので 亀裂のある場所などはできるだけ避けてください。)

 ・阪神淡路大震災から 耐震設計の建物が増えています。
  耐震設計のされたできるだけ新しい建物がベストですが、余震がある場合は頭上の高いところに
    天井があるところはできるだけ避けること。(高いところから落ちるものほど威力があります。)

 ・崖や斜面がある、川や海の水のある傍はさけて 地盤のしっかりした地域へ移動する。
      (もともと、田んぼの上にできた建物などは、土砂崩れ、液状化などしやすいかとおもいます。
        道の端や、建物の角をしっかりとみて陥没や水平のずれなどに注意してください。)

 ・現在、すでに雨がふってしまったようですが 一軒家を持ちの方は
     晴れている日の日のあるうちに余震に注意しながら建物の被害の確認を。
     亀裂や、雨どい、かわらのずれを確認しておく事で 対処の仕方がわかります。
    また、家の中の柱を一通りたたき 音が軽いものなどは注意。(くれぐれもご安全に)
    うちでは、雨どいが外れて雨がもれて大変でした。
    雨が降るまでに確認しておいたらよかったと後悔しました。

 ・ガスくさいなと思ったら、どこかでガス漏れが。きな臭いなと感じたら近くで火災の可能性があります。
     嗅覚は、人間の体で 無意識にもっとも早く反応する箇所でもあります。
    特に、ガス漏れの場合は、その場を離れる事。
    自分が火を使わなくても他人がうっかり火をつかったり、漏電で火災や爆発が起こる事もあります。
 

〇 ライフラインの確保

 ・水を確保するには、ビニール袋(2重がいい)を何か堅い箱の中にいれセットにしておくと
      運びやすくなります。ただし、欲張って大きくするとしんどい事や水も悪くなるので
     自分が持ち運びして疲れない量にしましょう。(復旧してくれば配車も増えてきます。)
     塩素がとんでしまうと悪くなるので、密閉容器に移すか 袋の口を縛る事。

  同じ町内などは断水していても、一区画はなれると水がでていたり
      ガスが生きている事も多くあります。
      お知り合いと連絡をとり確保できるものはいただくのがいいかと思います。
      (神戸でも南のほうはダメでしたが、山向こうや別の区はお風呂に入れたりしていました。)

 ・同じ方法でトイレを作ることが可能です。(袋は重ねたほうがいいです。)
 段ボール箱の中に縦に丸めた柱をいれ強化し、真ん中に穴をあけ(周りも重ねて強化)
 下に、上の箱よりも小さめのビニール袋をかぶせた箱をセットすれば 簡易トイレができます。
    できれば、塩素系漂白剤を薄めたものをスプレーにし(かなり薄くていいとおもいます)
    
用を足した跡でスプレーしておくと、衛生面で少しはましだと思われます。
 おがくずや、土、石灰などが手に入るようであれば上にかけていくといいかと思います。 

   いっぱいになった場合、一時的ですが袋の口をしばり 穴を掘ってうめておいたり、
   冷暗所をつくり(ダンボールを重ねて熱を遮蔽)腐敗を抑えておくと 復旧したときに処分しやすくなります。
   トイレは、衛生問題としても健康としても非常に大切なので確保してください。
   水が出ない場合は、お風呂の汲み置きを大便の時だけ流すなどして対応。
   (紙は流さない。汲み置きが残っていたうちはこれでしのげました。)
   ビニールも何もない山の中では、就寝場所からはなれた風下に
  穴を深く掘ってトイレをつくるといいと思います。(水辺や木や建物の傍は避ける)

 注意点として、ガソリンスタンドは重要拠点ですが 耐震・防火設計だけです。
    ガソリンスタンドのトイレも 近隣が断水であればながれませんので使用しないこと。
   (当時、スタンドに勤めていたので 後の大便処理にひどく困りました。)
   同じく、上に給水タンクなどがない小さなビルの場合は、断水している場合
   おそらくトイレは流れません。不衛生なので特に大便には使わないで下さい。

 ・停電の場合、食べ物は、冷蔵が必要なものから先に食べる。(クーラーがある場合は早めに移す。)
     レトルトや、缶詰、カップラーメンは非常のときにとっておく。(水も火もなくても食べられます。)
   野菜などは、できればぬらして新聞などに包みビニールを軽くかけて(口は閉じない)熱をさけて保存。
   キャベツの場合、一番表のぶあつい皮をのこし 必要ぶん剥いた後 外皮につつんでおくと
   結構もちます。根野菜(特にじゃがいも毒がでるので)は、光にあてない。遮光、断熱して保存。

   干せる野菜は、処理した後 干しておくのもいいと思います。(長期孤立の考えられる地域。)
   断水の場合、食器はいらない紙などでふき取りお酒があれば湿してふき取るなどすると
   よいかもしれません。糖分の添加のないものは、手のふき取りなどにも使用できるかと思います。
   若干、消毒には度数が低いかと思われますが(通常の消毒用は度数70以上80程度です。)
   食品の防腐もできますので ないよりはましでしょう。

 ・緊急災害対応の自販機は 飲料の自動配給がされていると思います。
    できれば甘いものはさけるべきですが 水やお茶は我先にとられてしまうので
    甘いものなどを水で割るなどして飲むとカロリー確保と体調悪化を防げます。
    ただし、がぶ飲みやジュースなどでカロリーの確保は考えない事。
    特に、糖尿病の方などの場合 ブドウ糖液糖や砂糖入り飲料などは血糖値を上げてしまうので
    逆に人口甘味料などの飲料をできるだけ薄めたほうがいいかなと個人的には思います。
 
 ・ 阪神淡路のときは、コンビになどへの押し入りや強盗などがあり無法地帯でした。
      ですが、それ以降は 各企業の無償提供などもシステム化されていると思います。
      欲張って、押し入りや強盗などと取り合って 余分な怪我をしたりする事のないように。
     不謹慎に思えるかもしれませんが 必要になっているのは野外活動の知識です。
     何もない状態でキャンプをするとしたら自分はどうするか。
 そう思う事で 落ち着きを取り戻す事ができ、自分のやるべき事がわかります。

 ・簡易コンロなどがなく 火をおこさなければいけないときは
     まず、大きな缶など火を抑えられるもの探し 穴をあけてストーブを作る。(火事を避けるため)
     周りに燃えるものが多い場所や、屋内では絶対に使わない事。

 ・火を起こすコツは、燃えやすい乾いていてく細かい火種になるものから順に大きいものにうつすこと。
     やわらかく空気を含んでいるものほど燃えやすく、堅く絞った空気の少なく重いものほど火付きが悪い。
     逆に、夜中 火持ちをさせる必要がある場合は堅くて重い木材を使用する。
     (ぬれている場合は、火の周りに干しておく。乾燥したものは 細かくしておく。)
     燃やすものは、人工物は有毒ガスなどがでる可能性が高いので避けること。
    お線香などでも空気を起こる事により紙に火をつけたりできるのであせらない事。

〇 生活での必要な事

 1、保温・防寒

  ・眠るとき、地面に体温と取られるほうが多いです。
        背中が寒かったり、堅かったりすると眠れず体調悪化になります。
        ビニールを引いた上に ダンボールや紙類を満遍なく敷き詰め
       その上に寝具をおく事で熱の放散を防げます。
      (屋内では、ダンボールなどを引いた上にビニール、寝具のほうがいいです。)
        毛布は、背中に引くと暖かいです。ない場合は、きていない衣服を引くといいです。
        体育館や地面は、床が思ったよりも冷えるので、遮熱は必須です。
       衣類は、4枚以上重ねると 逆に熱が逃げるといわれています。
       体に密着するものを1枚(重ねると血液還流が悪くなります。) 
      その上に、保温できる軽めのものを1枚。次に 空気を含んだものを1枚。
      最後に空気を含んで膨らむ素材を一枚にするといいかと思います。(ジャンパーなど)
      衣服がない場合、断熱をかねて新聞紙などを中に巻き込むと暖かいと昔から言われています。

 ・不安でしょうが、靴は脱いで身近において眠るほうが血流が途絶えずにいいでしょう。

 ・先のことは考えない。日本中が被災したわけではありませんので必ずどうにかなります。
     先を考えるよりも、今 何もない状態で病気にならないで元気に過ごせる事を考える。
     これが一番大事です。
     今をきちんと頭を使って、いい状態にできるように生きてください。

 ・もし、自分が元気で余裕があるときは できるだけ人に声をかけてあげてください。
      お互いの健康の為にもなるし、目撃者がいることは、もしものときの安否確認にも役立ちます。
      「こんにちは」、「こんばんは」、「大丈夫?」 なんでもいいです。
      人は、人とつながることで自己確認を行う動物です。
     たった一言かけてもらって、それに返答する自分を知るだけで 元気になります。
    もし、避難所でぽつんといるお年寄りや、お子さんがいたら 挨拶してあげてください。
    お子さんがいたら是非、遊んであげてください。
    不謹慎なのではなく、それが 今できる事なのではないかなと思います。

 ・身近な人やペットがいれば 是非、手を繋いだりハグをしたりしてください。
     生き物は生体電気や暖かさを感じて お互いが生きている事を確認して安心します。
    特に、地震は 地面が揺れるので何が起こるかわかりません。
    お互いの確認と、心のつながりをしっかり持っておく為に機会があれば触れたり
    できるだけコミュニケーションをとってください。

 ・被災も長くなると 順番を守らない人や偉そうにする人など ルールを守らない人がいて
     腹が立つこともたくさんあると思います。そんな時は、こう考えてみてください。

 「ああ、この人は人生経験があまりないのだな。対応能力が少ないのなら譲ってあげよう。」

    その人は、必死に自己主張しなければ 今を過ごす事ができません。
    あなたに余裕がなかったとしても、そこで譲る勇気を持つ事は 今後のあなたを育てます。
   今の経験を今後に生かす事ができるのは、そういうふうにできる人です。
   腹をたててもかまいません。ムカついてもちろんです。それでいいんです。
   でも、そのムカつきを「ああ、ムカついているんだな。人間だもんね。」と思って自分を許してください。
  そうすれば、ストレスが少なく 被災地生活・避難生活を送る足しになると思います。

2、動けない人や重いもの動かすとき

 ・毛布などをつかって上に対象を置き 毛布をひっぱって動かします。
     下がでこぼこしていたり 滑りにくい場合は、ダンボールやブルーシートを引いて
      すべりやすいようにします。

 ・声をかけて探すのも一つですが 崩れない程度にがれきを軽く叩いたりなど
      音によって確認するのも一つです。
     深いところにいると 光や声がとどかないところもありますが振動音は通じる事があります。
    相手も近くのものを叩いて教えてくれる事もあるかと思います。
    懐中電灯などで照らす事によって人が来たことに気がつくこともあるかと思います。

 ・重いものを動かすときは、てこの原理を活用しましょう。(作業が続くのでできるだけ楽なように。)
     その場合、しっかりと自分の安全対策と崩落を防ぐ対策等を講じて 要救助者の安全も確保。
    近くに自衛隊やレスキュー隊などがいる場合は、できるだけ専門家の対応をお勧めします。
    もし、自力でどうしようもなく 時間がかかる場合は、飲料水などを差し入れ
    寒くないか確認、余震で崩落しないように体の近くに支えになるようなものを手配しましょう。

 ・ご近所の方と声を掛け合って お互いを確認しておきましょう。

 ・車より、バイクや自転車のほうが活動には便利です。
   今回は、直下型という話はききませんのであくまでも可能性ですが
     ただ、阪神淡路のときは、マンホールが大きく道の途中で突き出したりと非常に危険でした。
    段差も多くあり 車へのダメージが大きかったです。
     この為、車高の低い車はできるだけ移動には使わず バイクの際は転倒などを考えて
    必ず、手袋、きちんとした靴、クッション性のあるジャンパーなどで乗車してください。

〇 体調管理
     余震が多く続くと 精神的な疲労も大きくなります。
    もちろん、肉体的になれない事をしている、環境が悪い、食事もままならないと
    体調は悪化する事が多い環境です。そんな中でできる体調管理です。
    (これが本業ですので 一応・・・。)

 ・体をさする(擦る)
     一人でもお互いでもかまいません。体を力を入れないで手でゆっくりなでさすってください。
    体がだるいな、元気を出したいな、手足が冷たいな、手が干からびているななど思ったら
    体の中心から手足の先に向かって そっとやさしく置いた手を体を労わる気持ちを込めて
   「頑張ってるね。有難う。」となでてあげてください。これだけで 体もあなたと一緒に頑張れます。

 誰かにしてあげる場合は、落ち込んでいたり背中を丸めている人の場合、背中をさすってあげます。
   肩を落としている人の場合は首の付け根から肩、手先に向けてやさしく。
   状態や環境によりますが あなたがご自分にするように 「頑張ってるね。大丈夫。何とかなるよ。」と
   いってあげながら触れてあげるといいと思います。

 背中が丸苦なってしまっている人は、背中から。同じく首の付け根から腰のほうにかけて
   相手が踏ん張らないぐらいの力で しっかりと手を密着させながら 力をぬいてなでおろしてください。
   同じように、励ましや話を聞いてあげながらされるといいでしょう。

 背中などを擦った後、横に回り 腕や手を同じように擦ってあげます。
   落ち着いて 優しい気持ちでいたわりを込めて。「お互い元気でここにいるよね。一緒に頑張ろうね。」
   という思いを込めて     自分の事も確認しながらおだやかな気持ちになれるようにやりましょう。
   少しの間だけでも おだやかに過ごせる時間を持つ事は、被災した時は特に大切です。
  体にも、おだやかな時間を少しだけ与えてあげましょう。

 足がむくんだりしている人の場合は、足の先から体のほうにかけて擦ってあげます。
    このときに、無理にむくみをとろうなど思わない事。
   とにかく、優しい気持ちで 「元気にな~れ」というぐらいで十分 体は反応します。
      足がむくんでいる人の場合、高齢者などは基礎疾患をお持ちの方がいる場合もあるので
     病気がないかなどを聞いて もし、必要なお薬をのんでいないとか具合が悪いようなら
     看護師や医師をさがすお手伝いをしてあげてください。
     高齢者の場合、大きな声を出したり自己主張をするよりも その場にいることで精一杯で
    きちんとものを貰えてなかったり 飲み食いできていない場合もあります。
     糖尿病や、心臓疾患、腎臓疾患の場合は、食べるものにも気をつかう必要がありますので
     もち、元気のない方を見かけたら(特に高齢者) 声を掛けてあげてください。
     その上で、なでてあげるのであれば その方のしんどくない体制がベストです。
     もし、うつ伏せがしんどくないのであれば むくみの場合うつ伏せのほうがやりやすいですが
      くれぐれも無理に体に戻そうとしないようにしてください。
      やさしい気持ちを伝える。これで 体には十分に栄養です。

 軽擦は お子さんや、高齢者の場合は特に有効です。
 体を安らかに落ち着かせる事ができます。

   作業前には、少し早めに手短に行う事で 気力をアップします。
    避難生活での夜鳴きや体調悪化、食欲不振に役立ちます。
    体の循環をサポートしますので 運動不足になりがちな避難所生活や、
    救助、捜索などの普段しない活動で緊張しているお体にも十分に対応できると思います。

   とりあえず、思いつく事をいくつか書きました。
 正直、各状況でできる事 探せるもの、作れる工具、使えるものなどは
   いくらでも考えられるし 自分がそこにいればどうにでもすると思います。
 ですが、災害はいつでも 「そこにいる人が主人公」です。
    また、そうでないと 現場の人間は何もできません。

 各々が、今自分ができる事をすれば それが一番ベストです。
    「今は何も考えないで 自分のできる事をする。」
    「今、あなたは そこで生きている。」
    それを、しっかりとブラさずに 心に持っておいてください。

 施術所の近隣にある 日本レスキュー協会も駆けつけて活動をしているようです。
   私は、現地へはいけませんが はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師として
   現地で体調管理を望まれる方のサポートができるましたら幸いです。

               はり・きゅう・マッサージ おだやか堂トンボ庵代表
                                                                                                             S.T 

      

 

 

 

 

待合室にクッションスペースを設けました(^-^)

おだやか堂トンボ庵クッションスペース

 

 

 

 

 

当初の計画では、待合室は今の半分で
一階に もう一室施術室を作る予定でしたが
2階にマット室を作ったので 待合を広く取り
後々、ウォーキングマシンでも置こうという予定にしていました。

まだまだ、ご利用頂ける方も少なく
なかなかウォーキングマシンで姿勢確認する所までは手が届きませんが
お子さんをお連れの方でも遊び場があることで
お越しいただきやすくなるかなと思ったので 先にクッションスペースを作りました。
おだやか堂トンボ庵は、基本ご予約なので ほとんどお待たせはしませんが
お年寄りの方や椅子に座ることがしんどい方などにもご利用頂けるかと思います。

術後に、ご家庭で続けてもらえるような簡単なストレッチをして頂いたり
痛みや不快感の動作確認をしっかりしてからの施術も可能になったので
より施術に生かす事もできるようになりました。
健康の為の体質改善やダイエットにも体の動かし方は大きく関わるので
施術と合わせて 無理なく体を動かしよりよく筋力を増強する事で、
基礎代謝が増えるなどの良い事がありますので
徐々に体を変えていき、維持できる体を作るプラスになるかと思います。

お子さんのお越しが多くなりましたら、おもちゃなども増やしていこうと思っています。

ご紹介動画、京都府 出張・訪問料金表を追加しました。

先日に続き、京都府の出張・訪問料金地図を
ダウンロードできるように追加しました。
正直、伺った事のない地域の出張料金を設定するのは
面積の大きい市や遠方の場合交通の便がわからないので怖いのですが
できるかぎり変更のないようにしたいと思います。
行ってみて 思ったより近いな~と思った場合は下げるかもしれません。
少なくとも、240キロぐらいを下道で日帰りでするのは平気な人なので
遠方の方も思い切ってご連絡頂ければと思っています。

先日の更新で一部スマートフォンなどで閲覧できなかったのを修正しました。
ファイルは料金等を掲載したPDF・A4サイズで作成していますので
ダウンロード後 お電話口に張っていだいたり、お渡し頂けると幸いです。

「料金のご案内」

また、以前 店内のご紹介ページを動画で作成していましたが
急作りでだったのと閲覧数が少なかったので削除しましたが、
再度、きちんと作成して掲載いたしました。
YouTubeに掲載はしていますが、全体公開するとおそらく広告制限に引っかかるので
サイトからの限定公開にしています。

掲載URL 「施術所の雰囲気は?」

今後の予定として、施術所のご紹介カタログを
ダウンロードできるように作成したいと思います。
サイト掲載していないような事についても掲載予定です。
カタログについては今しばらくお待ちください。

さあ!今日から2年目に突入です!!
相変わらず、あはき法をきちんと守るほど苦しくなりますが(^_^;)
あせらず、挫けず、あきらめず。進みながらも初志貫徹!
人生経験で得てきたモットーを貫きます。

春です。
春からまた活動が始まり、冬にかけて多くの出来事があるでしょう。
自分では解らない自然と体の変化に支えられ人は毎日を過ごしています。

小さなお子さんに起こる
夜鳴きや夜尿、癇癪やごねるなどの変化から、
学生さんの起こる友達関係、性問題、いじめ、不登校等の様々な出来事
働く方の行きたくない、体が辛い、集中できないなどのいろいろな問題、
妊娠・不妊・更年期障害などの大きな変化
高齢者のロコモティブシンドローム、孤立、不食、体の痛み、
生まれてから死ぬまでに、人にはいろいろな事が起こります。
場合によっては、人よりも多くの問題を背負う事もあるでしょう。
でも、「辛い・うれしい・楽しい・悲しい・何も感じない」などを感じるのは
「自分が存在している証」です。
全ては、体があり宿る自分があっての人生です。

鍼灸・マッサージは、人の心にも体にも作用します。
おだやか堂トンボ庵 には、調整し、変えていく手段と技術があります。
沢山の知恵と経験があります。

「三人よれば文殊の知恵」とよく言います。
その文殊の中の一人に
おだやか堂トンボ庵 を加えていただければいいなと思っています。

おかげさまで一周年を迎えます。(大阪・兵庫 出張・訪問料金大幅改定)

4月1日に開所し おかげさまで何とか1周年となります。

一周年を記念して、木曜日の簡易施術に
「頭・頸部簡易調整」のコースを追加。
解りにくかった出張料金をかなり大幅に見直し
ご利用いただきやすいようにいたしました。
(ものすごく思い切りました。これ以上は無理です(笑))

その代わりとして、これまで出張の場合でも
学割・小児割などはそのまま割引対応しておりましたが
今後は、来所できない方への訪問のみの対応とさせていただきます。
(要訪問に該当するかや来所できないケースについては、ご相談ください。
提携先関係者・ご紹介者様は対応可能です。
他として、こちらが認定した長期施術が必要な方も対象です。)

来所いただける場合は、これまでどおりの割引となります。

また、出張料金を解りやすく地図にしてダウンロード可能にしました。
出張施術・訪問施術をお考えの方にお渡し頂けると幸いです。

なお、療養費請求が可能な16km圏内で要往診の医師の同意書がある場合
ご希望の方については個別対応とさせていただきます。
(出張・訪問での療養費使用は、必ず要往診となります。
 つまり、外に出る事が困難な方のみが対象です。)
但し、その場合は必要箇所のみの施術となる為
総合的な調整ができなくなるので 個人的には療養費での施術よりも
通常施術をお勧めしたいと思います。

16km

 

 

 

 

更新ページはこちらです。

料金のご案内

なお、当ブログ ならびにSNSをご覧の方は 初診の方に限り
一周年記念として 通常施術の料金を4月末まで全ての方に
特別割引対応でご提供いたします。

ご予約の際に「サイトを見た」と教えて頂ければ対応いたします。
自己申告制ですのでお忘れにならないようにお願いします。
一周年という機会に、さらに多くの方との出会いが御座います事を
楽しみにしております。

 

記憶障害や脳障害の後遺症のお話

2週間ほど前、脳挫傷を起こされた騎手のお話が放送されていたのを拝見しました。
NHKだったかな?

その方は、レース中の落馬で脳に損傷をおわれ
現在も記憶障害などの後遺症に苦しんでおられるそうです。

それでも馬に乗りたいと復帰後も障害馬術というジャンルで頑張っておられるそう。
その方は、滋賀から明石の乗馬クラブに練習にこられているようで
明石の乗馬クラブには伺った事もあり、地元も近いものですから
番組を拝見しながら お力になれる機会があればなーと
とても思いました。

実は、記憶障害とは少し縁があり 実際に経験した事が何度もあります。

私の場合は、外傷があったりなどの原因があった訳ではありませんでしたが
何がわかっているのかわからないのかがわからなかったり、
自分が何を覚えていたかや忘れているのかもわからなかったり
さまざまな事で生活が非常に大変だったのを覚えています。

さっき覚えた事がわからないというのは、日常の中でもあるものですが
病的というか通常ある状態ではない健忘の場合
まるで穴が開いて時が止まったような状態で
思い出そうとしても何をどう思い出したらいいのか、
そもそも 思い出すという事がどうやったらよかったのかもわからないのです。
キーワードにたどり着くルートがわからなくてもやもやします。
キーワードになる言葉を形にする事自体も非常に時間がかかります。
その前に、思い出さなければいけないと思わない、思えない事も沢山あります。
思い出さなければと思うきっかけが 何かトラブルなどがあってや
人に指摘されて切羽詰っての事もあります。

記憶障害にも様々なケースがありますが
なんというか、まったく思い出すとか覚えていないという感覚すら忘れてしまっている時は
まだ、本人的にはそんなにその事については辛くはありません。
だって、忘れた事自体を覚えていないから。なかったと同じです。
思い出すという行動自体を覚えていないとか、その必要性を覚えていないのも同じで
本人の中に記録が無いわけですし。

ですが、それがまったく本人だけの問題であるという事は非常に少なく
生活の中での動作であったり、日常の社会の中でいる場合には必ず摩擦が起こります。
通常の状態では、病的な健忘がありませんので(語弊はありますがあえて病的と表現します)
その状態になった事のない相手には想像ができませんし、
なっている相手に対してのの対処も日常の健忘への対処となります。
しかし、本人の状態にもよりますが
まず、なぜそんなことを言われているのかがわからないし
そういわれてもその記憶を欠乏しているという事が認識できなかったり
はたまた、物事や景色としての記憶はあるけれども 体験した感覚がない事もあったり
状況把握を本人ができない事が多々あるわけです。

人は、通常自分がいるという事を意識しないで生きています。
その中で、自分が時々で必要な事を選び出し、必要な記憶を引き出して判断、行動します。
基準となる記憶は 本能的な記憶の場合も、文化的な記憶のこともあります。
「忘れてもいいこと」を適切に処理し 一時的に忘れたり、
できるだけ表に出さないようにする事もできます。

多少、何か忙しかったり生活が乱れたりなど
通常よりも力を使う(気を損失する)と
人体のコントロール能力の柔軟性が失われる為に
日常の健忘や判断ミスがあることもあります。
特には、現状を維持するために情報を破棄する場合も多々あります。

しかし、脳などに何らかの負荷(構造・機能異常を含む)がかかった場合に起こるものは、
自らの生活を円滑に行う為に忘れる事をコントロールしたものではなく
その部分へ行かなければならなかった信号が届かなかったり、他の部分に結合してしまったり
過度に多くの部分に流れてしまったり等の(その人の)通常とは違う状態のものです。

例えば Aという機能で何かを判断していたとします。
A自体がトラブルで通常の範囲の働きをできなくなった場合のほか
Aに伝えたり、Aから伝えたりする道や機能が途絶えたりすると
Aとやり取りしていた事柄が一部、あるいは全部できなくなってしまったりしますし
Aと関係をもっていた機能にも矛盾が生じてしまったりするわけでです。

「やぎさんゆうびん」という歌をご存知でしょうか?
「しろやぎさんからお手紙着いた~」というあれです。
あの歌でなぞらえていくと少しわかりやすいかもしれません。

しろやぎさんからお手紙が着きました。
くろやぎさんは読まなかった。(理由はなんでもいいです。)
くろやぎさんは、中身を知らないままです。
しろやぎさんが手紙に書いた事は伝わりません
逆に、くろやぎさんが書いたお手紙をしろやぎさんが読まなくても同じです。

この状態では、「手紙が着いたというのを知っていて読まなかった」わけなので
しろやぎさんも、くろやぎさんも「自分の意志で決める事ができた」んです。

では、配送途中で手紙を紛失したらどうでしょう?
届けたけれど本人には渡らなかった場合はどうでしょう?

手紙を届けた人がわかればたどる事はできますが
出した人が「誰に」、「いつ」、「どのように渡して」、「どう配送されたのか」よって違います。
持って行って相手の家族に渡してなくなった。渡した家族本人に聞かないとわかりません。
ゆうびんやさんに渡したのなら渡したゆうびんやさんを探して聞かなければなりません。
ポストに出したなら ポストから誰がいつだしたのか、どこにもって行き
誰にわたって その人はどのように届けたのか。
バイク便なのか、歩いて届けているのか、世界一周回ってから届くのか。

でも、実際は 大体の人が 「しろやぎさんからお手紙着いた」というのを聞いたら
無意識に「ああ、くろやぎさんが郵便に出して届けてもらったんだな」と思うはず。

それはなぜでしょう?
今の世の中の仕組みとして 「手紙を届ける = 配送業者」というルートが定番だからです。
いわゆる 常識として認識している事だからです。

では、その定番はどうしてできたのでしょうか?
誰かがそれを考えて システムやルールを作ったからです。
そして、それをその仕事に携わっている人がきちんと守るから可能なんですね。

これが日常、健康といわれている人の中で行われている事です。
決められた仕組みを決められたルールを守って行う事ができる人が100パーセントなら
あまり問題は起こりませんが そういうわけではないですよね?
たまに風邪引いてふらふらしながら仕事している人もいるし仕事嫌だからと放棄する人もいれば
うそついてわざとルールを破ろうとする人もいたりします。
明日からいきなりやった事のまったくない仕事を何のマニュアルも教えもなくやる事もあるかもしれません。
例えば、ライバル会社などが仕事を妨害する事もあるわけで全ての車をパンクさせてくれたり、
鉄道の線路を盗む事もあるかもしれません。
自然災害が来て、全て何もなくなってしまう事も考えられます。

このように、配分やシステム、ルールが欠如してしまうと
それまでできていた事をスムーズに再現するのが難しくなります。

他にも「認識の違い」等も問題になります。
先に書いた事ですが「くろやぎさんにゆうびんやさんが届けた」の常識が
Aさんは「郵便局」、Bさんは「クロネコヤマト」、Cさんは「佐川急便」だとしたら?
会社も違いますし ルートもルールも違います。
同じなのは 「相手に届くはず」という希望的観測です。

脳梗塞や脳挫傷などで脳の一部がの機能が失われた場合などにリハビリをします。
簡単いうと「決める」所と「伝わる・伝えるところ」があります。
体中のいろんなところと脳が行ったりきたりしているわけですね。
その仕組みが壊れてしまった場合(特に脳などで) 今までと同じ道はありません。
郵便局がなくなったからヤマトにするのであれば ヤマトに渡さないといけませんね。
別のルートを使えるように采配をしなければいけません。
綺麗な高速道路を走るのではなく、
道を見つけたり作るところからやらなければいけないかもしれません。

大規模災害で一つの地域がまったく機能しなくなったとしましょう。
そして、それを送った人はしらなかった。
届きませんよね?

こういう場合、まず何かを届けるのを必要だと思う人が現れないと再現されません。
送りたい、もらいたいと思わないで身の回りで都合がついたら構築されません。

次に、再現するには、少しでもそのシステムを考えたり知っている人を募り
手伝ってもいいよという人を沢山集めたり(時には無理やりやらせたり
集まった人に知っている人が教え、教えられた人が伝えないと
円滑に同じルールやスピードでシステムは再現されません。
道具を拾い集め、使えるものが無いか探し、作り、直さないといけません。
その道具を知らないなら考えて集めて新に作る事が必要です。
表面上、似たようになったとしても、やり方や通り道などは
以前と絶対同じではありません。

例えば 以前のシステムは完全にコンピューター管理でした。
でも、再現する人たちは コンピュータを使えなかった。
持っていなかった。知らなかった。忘れてしまっていた。
もう、まったく違った形です。
それでも「物を届けられるようになった」としたらAさんの目的は果たされるわけです。

このように、「失われたものを再現する為の仕組みを再度作る」、
そして、「今ある機能を最低限維持できるようにする」という目的の為に
リハビリは行われるわけですね。

ところが、これが大変です。
何もかも壊れてしまった人よりも 残っている人のほうが辛い事もあるでしょう。
そういう経験もあるだけに 記憶障害の辛さも多少はわかるのです。
辛いだけ、苦ししいだけではなく 怖いですよ~。とっても。

幸いな事に、私はそのあたりの事も含めて多くの経験があることや
体の中を通るルートをうまく扱えるようにコントロールする術を少しは得ているので
もしかしたら、施術を通して 記憶障害などの後遺症へのお手伝いも
少しできるのではないかなと思っています。

特に、鍼は体の電気の通り道をコントロールする事が可能です。
物理的にも、マッサージや運動法を行う事でルートの再現に影響を与える事ができるでしょう。
また、経絡治療を行う事で 全体の様々な調整にも関与する事ができるのではないかと思っています。

人体は不思議なもので、通るルートを整えたり、導きを変えるだけで
まったく動かなかった所が動いたり
働かなかったところを働かす事ができたりする事があります。
なかなか見つけるのが大変な事も、スムーズに行かない事も多いのですが
そのお手伝いを少しする機会をいただけたらなーとテレビを見ながら思いました。

だって、自分がすごく辛かったんだもんな~。痛いんだよ。胸が。
何がわかってて何がわからないかわからないんだよ。
でも、わからん人には助けてもらえんじゃん?
助けの求め方もわからんしさ。いろいろすごく怖いしね。
ちょこっと当時を思い出して泣きました。
でも、それが今の施術者としての自分をつくっているからよし。
そう思っています。

少しでも、その経験を生かしてできる事があるのなら。
そして、望んでもらえたら。

自分にどれだけの力があるのかわかりませんが。
もし ご縁があってそういう機会があったらな
と思う放送でした・・・というお話。