危険なことはないですか?

基本的に、危険はほとんどありません。
特に、深く刺す中国的な施術を
当店ではほとんど行いませんので
危険性はさらに少ないかと思います。

一般的に起こる可能性があるとされているのは
鍼施術での 気胸、遺感覚(残る痛み、違和感)
痺れ、麻痺、出血、貧血などが言われています。
気胸に関しては、
西洋医学的になりやすい体格や
性別、年齢の方がおられますが
それとは別に、
物理的に鍼が刺さることで起こる場合と
お体が疲れていて起こる事もあります。
お体が疲れているような場合は、
例えば お気持ちだけでも起こる事があります。
(例えば怖いと思うあまり
鍼がふれていなくても
気胸になったりなど)

軽い出血や貧血、遺感覚はたまにありますが
大きな事故になるような事は
ほとんどありません。
痺れ、麻痺に関しても
深く刺しませんので
危険性は少ないかと思います。

その他の危険として
施術の後には
お体のバランスなどが変わる為
猛烈に眠くなったり
だるくなったりする方がおられます。
このような状態で
お車(特にバイクや自転車)に乗られると
非常に危険である事から
当店では交通機関での
ご来院をお勧めしております。

灸の場合、
体質や、お持ちの病気、
感受性などによっても違いますが
透熱灸という 熱を通すお灸の場合、
水ぶくれや軽い火傷になる事があります。
逆に言うと 透熱灸の場合は
若干の炎症を起こしたり
「熱い!」と緊張、弛緩する事で
お体の調節をすることになります。
これらも小さな跡が残ることはありますが
大きな危険性を伴う
火傷になることはありません。

あんまマッサージ指圧については、
筋肉や皮膚、関節の状態により
もみ返しといわれるものや
皮膚の痛みなどが出る場合が考えられます。
医療マッサージなどでも
硬くなった組織や
動きにくい箇所へのアプローチなどで
やさしいだけではない時があります。
このケースでは、
間違って組織されてしまった部分を
再度、破壊しながら
良い形で再生を
コントロールすることになります。
この為、若干の炎症などが
起こる可能性は捨て切れません。

また、特定の疾患をお持ちの方などで
皮下出血が起こったりすることも
考えられますが
大きな外傷となる事はまずありません。

他として、十分に気をつけてはいますが
骨粗しょう症の方や内部疾患、
薬などの影響などで
骨がもろくなっておられる方、
または、なんらかの問題で
浮遊肋骨を認識できなかった場合に
浮遊肋骨の骨折などの可能性は
100パーセントないとはいいきれません。
ですので、骨粗しょう症の方や
女性ホルモンの服用をされている方
糖尿病ほか内部疾患や
免疫不全、骨形成異常、
触覚異常のある方は
ご自身の為にも
必ず、問診時に
お体の事をお話ください。

これらの事に関しての安全性の為
私たちは、専門学校を卒業し
国家試験を受けております。
ですので、このように
医学的に危険な事があるという
お話がきちんとできる
知識を持っています。

しかし、三療師は
医師ではありませんし
医師でさえも100パーセントではなく
人間の体というものは
大変複雑かつ繊細なところがある事や
施術者の技術、感性、知識も様々です。
ですから万が一も考えられますので
施術者それぞれが
専用の施術者保険に加入しております。

状態によっては、
施術が原因と認められない事もあり
その際には 保険をご利用は頂けませんが
一つの安心材料として
考えて頂ければと思います。