今年も極真空手のメディカルスタッフに参加してきました(^_^)

今年も、昨年に引き続き 極真空手の
全日本選手権のメディカルスタッフにお誘い頂き
スタッフとして参加してきました。
昨年は、たしか大阪府立体育館だったのですが
「エディオンアリーナ」になっていました。
いつの間に・・・(笑)

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私達は、医師の診断に基づき 選手に方の意志を確認しながら
各選手へのテーピングをするのが主な仕事です。

今年は、選手権前の練習で大きな怪我をしてしまった方が多く
骨折患部の骨がついていないようなケースでは
医師、もしくは大会運営スタッフの方にテーピングをして頂きましたが
それ以外の選手のが試合中に大きな怪我をしたり、
現状の状態が悪化しないように予防のテーピングを施すのが主な仕事です。

しかし、ただ一般に教えられているテーピングをすればよいのかというと
そうでは決してなく、診断書を見ていずれの箇所の問題があるのかを理解し
現状を問診などしなから把握、筋肉の状態などを視診し
まく方向やきつさ他多くの事を判断して施します。
また、各選手が自分で巻かれた場合にも
異物の混入やテーピングによる不公平が発生しないように
私達が確認を行い、検印を押すように決められており
それらもメディカルスタッフの仕事の一つです。

主に、手足のテーピングがほとんどですが
それでも各選手の性格、骨格、指導されている教え、
他の国の選手も出場されているので骨格なども違う為
とてもいい勉強になります。

試合前の短い時間の少しの会話で どれだけの情報を引き出し
よい形でテーピングを施し、メンタル面でもケアできるかを考えて
各選手と向き合うように心がけ、テーピングが終わった後は
必ず、「気をつけて頑張ってください!!」とお声賭けをさせていただいています。

どんな競技もそうでしょうが、極真空手はフルコンタクトといって
防具などや寸止めを使わずに実戦を行います。
試合前に来られる方でとても緊張して
テーピングが巻けないぐらい汗をかかれるかたも来られますし
試合後、体の反応が抜けずに震えが残っている方や
次の試合に向けてアップをしてから来られる方など
精神面、肉体面のコンディションも変わります。

テーピング一つで?と笑われるかもしれませんが、
テーピングの巻き方や引っ張り具合、場所一つで
筋肉の状態や体の使い方は大きく変わります。

これは、私がしている経絡治療や十六診にも関係しますが
人間の体の皮膚がセンサーとして働いている事をご存知であれば
十分に理解できる事だと思っています。

実際に、少し時間が空いたときに 他のスタッフに経験して頂きましたが
例えば、ほんの少しちぎったテープを手の一部に張るだけでも
体の動きが大きく変わります。
スパイラルテープなどのように大きく螺旋を使わなくても
人間の体の反応として
このような事がどなたにも起こります。

実際に巻いてみるとわかりますが 例えば固めようとして
ガチガチにテープを巻いたりきつくしてしまうとパンチには伸びがなくなります。
また、巻く方向や状態により別の部位への負担が大きくなる事で
他の故障を招く原因にもなります。

私が、テーピングのさまざまなメーカーさんのサンプルを頂き
素材の特性から理解しようとするのもこういうことを知っているからです。

まだまだ、未熟ではありますが 素材の特性、伸び率、
粘着剤の強さや材質などを理解し 競技や筋肉の質にあわせ施す事により
体の使い方もかわり、故障や成績にも関わってくると思います。

まあ、これは、実際に様々な巻かれ方を同時にしてみないと
なかなかわからないのですが・・・。

おだやか堂トンボ庵は、接骨院ではないので
テーピングを多用する機会は多くはありませんが
選手に関わらず、いずれの方の筋肉の状態も
マッサージなどの各手技や鍼灸と併用しながら
お体に合うテーピングを施す事により
よりよい再構築のサポートができると思っています。

スポーツで故障が多かったり、今後の故障を予防したいと思われる方、
膝が痛い、肩が痛い、腰が痛いなど慢性的な不調をお持ちの方なども
保険が使えるから整骨院ではなく、
ご自分の先のお体を考えて
病院や施術所をお選びになっていただけるといいなと思います。

実際にあれやこれやと見ていただく機会はありませんが
おだやか堂トンボ庵では無料相談もしています。
お気軽にご相談頂き、変化の違いを感じていただければと思います。

4日、5日の大会で4日しか参加していませんが、
昨年よりも試合で怪我をされる方が少なかったので一安心です。
また、ご縁があれば参加させて頂きたいと思っています。