お盆休み、母校の同窓会と しばらくばたばたしてました。
さて、そろそろ 夏も終わりに近づきましたが
こういう時期は、変に暑かったり寒かったりと 体調を崩しやすい時期ですね。
また、夏に暑くて水分をたくさんとっていたのが
急に水分をとらなくなったり、習慣でとりすぎたりしていると
体の中の湿のコントロールがうまくできなくなってしまい
体がだるくなったり 汗が出にくくなったりして熱がこもってしまうことも。
そんなときに、いいのがお灸です。
お灸には いろいろな種類があるのをご存知でしょうか?

一般にドラッグストアなどで売られている 台座がついた「台座灸」。
せんねん灸さんなどが有名ですね。
みそ灸やにんにく灸が手軽にできるのもせんねん灸さんの利点です。
他のメーカーさんもありますが シールが古いと熱が入ったときに
とりにくくなるので回転がいい所で 使うだけ買ったほうがいいかなと思います。

筒型をした「筒灸」(間接灸という方もあります)
カマヤミニさんなどが有名で手に入りやすいです。(少しお高め)
この辺りは一般の方でも手に入れられますが
灸師が使う専門的なものが 「もぐさ」そのものです。
実は、お灸を他の方にする場合 国家資格の「灸師」の免許が必要です。
ご存知でしたか?(^^)
皮膚をやけどしてしまう(必要によってはさせる)事もありますからね。
知識とそれなりの技術が必要なのですね。
もぐさそのもの(ひねるものを散りもぐさなどと言っています)には
さまざまな使い方があります。

小さく糸状や米粒大、半米粒大にしたりなどさまざまです。
昔、よく後をつけられた方もおられると思いますが
少し大きめの三角にしたり、場合によれば もっと大きいもので
皮膚を焼いて(痛~!!!) そこに専門の膏薬を何度も張り替えて
膿をだす「打膿灸」などがあります。
隔物灸として、塩をおいた上に行う「塩灸」、味噌の上に置く「味噌灸」、
生姜の上におく「生姜灸」、梅干を使うこともあります。
学校の実技で 「塩灸」、「味噌灸」、うめぼしなど 実際にした事がありますが
間にものが入りますので 大きな三角のものを置いてもやけどせず
じわっとした暖かさが感じられて気持ちがいいものです。
味噌灸などは、中にねぎや生姜などの薬効のあるものをあわせたり
味噌の種類や塩分濃度、粘り具合などを調節する事で
いろいろな使い方ができるかと思うと楽しいですね。
ですが、少し手間なので 当店では総合施術の場合に隔物灸は取り入れています。
他として、太い葉巻のように巻いたもぐさの棒で行う「棒灸」があります。
棒灸も、種類やメーカごとによって多くの特徴があり
薬効を含む素材をもぐさと一緒に入れているものもあります。
当店では、何種類かの棒灸の実験をして
それぞれの特性により使い分けています。
熱の質、温度、範囲、香りなどさまざまで 作用も違います。
棒灸は特に、放射熱を利用する力が大きく 遠赤外線効果が高いものです。

他として、「温灸」というものがあります。
火をつけ箱にいれて体におく「箱灸」
棒灸を差し込んだり、紙巻きのものを入れたりする「温灸器」
中には、火を使わない電気式のもので管理医療機器のものもあります。普段使いにいいですね。
おだやか堂トンボ庵では行っていませんが
特定の薬効を持つ液体を使用する「薬物灸」
(紅、芥子、漆、樟脳、墨など いろいろなものがあります)と言うのもあります。
(昔は、鍼灸師は医師のようなものでしたのでできた事ですね。
今でも伝統を受け継ぎ薬液を作っている製薬会社はあるようです。)
当店では、もぐさそのものを小さく手でひねってするお灸と
「筒灸」、「棒灸」、「箱灸」「温灸器」を
普段の施術では取り入れています。
ただ、棒灸は 煙がすごいのと火の始末に注意が必要。
自分で見えないところをするのには要注意なので 施術所にきて欲しいです。
小さくひねるお灸にも いくつかの方法があります。
焼ききれる前の状態で取り除く 「知熱灸」。
下まで焼いて熱さを感じてもらう 「透熱灸」。
皮膚を焼くことを目的とする 「焼灼灸」。
通常使用するのは 知熱灸と透熱灸で、焼灼灸は疣を焼いたりするような
特別な場合にしか使用する事はありません。
知熱灸は、ほわっと暖かくなる感じ。
透熱灸は一瞬チクッとする感じ。
ひねりの硬さや大きさで 熱感をコントロールします。
透熱灸は 一瞬熱いので 体からドッと汗がでますし
場合によっては、「ちょっとイジメ?」と思うこともあるのですが
体からうまく湿や熱が抜けきらないときなどに行うと 終わった後すっきりします。
自分でやるのは、Mな人やよほど体が求めている場合は別として(笑)
結構 勇気がいるものですから、他人にしてもらう方がいいのです。
小さいもぐさをひねったり立てたりする技術と、お線香で火をつけるので
なかなかご自分ではできない場所もあったりしますね。
棒灸は、冷えてしまっていたり 湿がこもっている方、お体の弱っている方
老若男女 年齢を問わず使用でき 体の広範囲に使え
熱の加減をさまざまに行うことができるので とても便利です。
個人的には、アトピーの痒みを抑えたりというような 急性のときにも使用します。
ただ、棒灸と箱灸は 使用するもぐさの種類や量の加減もあり
一般のご家庭ではかなりやりにくいかと思います。
効能的には 結構毛だらけ猫灰だらけなのですが
毛ならぬ煙だらけの灰だらけになるわけです。
ちょっと間違うと でかい焼灼灸をする羽目になり なかなか扱いの難しいものですので
鍼灸院という 煙くても文句がでない専用の場所のある他人に任せるのが一番かと思います(笑)
お灸は、煙もすごいですが 後の匂いが大変なんで
ご家庭でするときは でっかい換気扇の下か 外で必ず窓を閉めてする事をお勧めしています。
(父には縁側ですえてもらっています。)
ちなみに、最近の鍼灸院は 院内がくさくなるのと汚れるので
こういうお灸をしないところも結構あるようです。(もったいない・・・)
うちは、汚れも考えて設計しているので カーテンはすぐに洗えるし 壁も拭けばいいし
換気扇もバンバン回しますが 寒くなるように設計していないので大丈夫です!
この類のお灸は、訪問や出張ではできないので
ぜひとも 施術所に来て体験してみてください(^^)
当店では、棒灸などを行うときには できるだけお着替えをしていただき
頭にも不織布キャップをしていただくようにしています。
お着替えも、気になる方の場合は ビニールに入れていただくようにしています。
また、マスクをして頂いたりすることも可能です。
お体を暖めてからマッサージをしたり、鍼では補いきれない部分でお灸をしたり
固まっている力を拡散するためにお灸をしたりなどさまざまです。
鍼もそうですが お灸も使い方によって 生体反応を変えるので
少し熱いお灸をしたりする事もありますが
当店では、注射のときの「チクッとしますよ~」と同じように
できるだけお声賭けをしていますので ご安心ください。
ドラッグストアでも 散りもぐさは10グラム500円程度で売っているのですが
お灸はどれも煙が出たり 必要以上のやけどをしてしまったり、とても燃えやすいのでボヤったりと
なかなかコツをつかむまでが大変です。
煙のでないお灸もあるのはあるのですが 使ってきた感じでは
やはり、もぐさの成分があるほうがよい変化があるような気がします。
お灸だけで施術を構成する事も可能かと思います。
鍼やマッサージがお嫌でお灸だけでと言う方も ご相談いただけたらと思います。
おまけ・・・ ちょこっと暇だったのと
スマフォのカメラがお馬鹿なので
特にレフとかつかっていませんが
昔とったきねづかで撮影・加工してみました(^^)
2017年7月15日追記
割とお灸に興味がある方が多いようなので おすすめをまとめています。
一応、購入できるようにamazonにリンクしていますのでよかったらどうぞ(^^)
本が欲しい方は こんなのがあります。
各本の中はしらないので、やるときは自己責任で・・・。
