鍼灸・マッサージ どんな時に行くの?

皆さんは、鍼灸マッサージにいく時は
腰痛で痛みを取るときや
どうしても状態が良くならない時の
最後の手段のように思っておられるようです。
でも、本当は 普段の生活にこそ
鍼灸マッサージは大切なのです。

例えば、風邪を引きやすい人がいたとします。
体の弱い人がいたとします。
常に胃腸の調子が悪い方や
同じ場所ばかり壊す人がいたとします。

その人は、普段の生活の中で
自分の体の自力でのメンテナンスが
追いついていない人なんです。

もって生まれた素因や環境があるのは
もちろんの事なのですが
その、もって生まれた素因や力の事も
東洋医学の中には含まれています。
その上で、その人が普段
どんな生活をし、どんなストレスをうけ
どのような食生活を行い
どのように体の状態に変化があるのかを
四診にて判断する事になります。
せっかく食べたものがうまく吸収されていない
という人には、箱灸をしてお腹を暖めたり
あん摩マッサージ指圧術の中の
お腹の状態を良くする施術を行ったり
経絡的に鍼を使ったりします。

それ以外にも、体の循環を良くするように
全身へのアプローチを行います。
問診を行いながら悩みを聞いたり
いろいろなアドバイスをしたりする事もあります。

皆さん、施術の際にはリラックスされるのですが
施術がお体の負担を和らげる為
熟睡と快眠を誘います。
疲れすぎて実は熟睡していないという状態を
自然と解消する事になり
お体の回復力が高まります。
普段抑圧されている自分を解放でき
この事で回復力が増す方もおられます。
不眠や精神的な不安の強い方に
鍼灸マッサージが良いとされる一例です。
他にも、消化能力や循環力が高まる為
栄養吸収の偏りが原因の場合の多くの現象に
メリットがあると思われます。
拒食や過食の場合等、多くの原因がありますが
体を元に戻す為の力が偏っているのを
施術で無理なく整えていく事で
良い変化が現れるかと思います。

他として、施術を行う事でお体の力がたまれば
滋養強壮の方向に向かうこともあります。
妊娠や出産、育児、お仕事など
男女共に滋養強壮が必要なケースは多くあります。
健康な方を滋養する事により
力の損傷度合いが少なくなり
その後の生活へも良い影響がでると
考えられています。

また、お子さんは大人になるまでに
多くの変化を遂げて行きます。
成長期に、ひずみやゆがみからの補填や
補助、修正などをする事で
お子さんのこれからに良い影響がでると
考えてもよいかと思います。

年齢を重ねられた方は、回復力や
長年使われたお体の修復が追いつかず
負担があちこちに現れてきます。
食べ物等で補填する事が
少しずつ難しくなってきます。
こういうときでも、施術を受けて頂き
お体の滋養強壮を行える体を作る事で
もって生まれた力が減ってしまうのを
サポートする事が可能です。

この様に、施術所をうまく活用する事で
ご自分のお体のコントロールがうまくいくように
普段からバランスよく生活する事が可能です。

皆さんが持って生まれた力をできるだけ損なわず
人生の最後まで余力を残せるように、
余力を作れるようなお体を構築できるように、
私たちは施術を行います。
一部、慰安のみの意図の術者もいるようですが
全身施術を心がける施術者の多くは
皆様の将来も考えて
それぞれが研鑽していることと思います。

正直な話、広告制限のある状態では
よい施術所ほど探しにくいので
自分に合う院を見つけるのはとても難しい事です。
施術者のモラル、経験、技術、センス、知識
多くの良い点悪い点がある事でしょう。
ただ、広告制限は受けられる方を守り
過度な競争で技術が落ちるのを防いでもいます。
自分にあう施術者が見つかれば
メリットは大きいはずです。

戦後、日本の政策によって
表にはあまり出てはいませんが
鍼灸、あん摩マッサージ指圧術は
何千年もの長い間 歴史の中の多くの方の
保健を行い、健康と共にありました。

あなたの毎日の「保健」のサポートに
鍼灸、あん摩マッサージ指圧術を取りいれ
健やかな生活を送れるように
チャレンジされてみてはいかがでしょうか?