危険な魚 「ハオコゼ」ってご存じですか?(2016年8月追記)

ハオコゼ

 

 

 

 

 

「WEB魚図鑑」さんからお借りしました。
クリックすると詳細や味や刺された事などがわかります。

さて、夏が近づいてきました。
台風、皆様影響なかったでしょうか?

今日は、夏に大切な体を守るプチ知識です。

私は、よく釣りに行きます。
小さい頃、かかった小さい魚を 父が危ない魚だといいながらはずし下にぽとりと落としました。
が・・・サンダルをはいてまして 運悪く小さいお魚は、父の足の親指にバウンドしました。

ふつうの魚なら 少し当たっても何ともないのですがこの小さい500円玉ぐらいの派手な魚は違いました。
見る間に、親指は腫れ上がり 父は、うんうんと数日間足首まで痛むことになったのでした(^_^;


この魚は、ハオコゼといい 背鰭に毒を持つ魚です。
浅いところに群れていて 防波堤でのサビキ釣りや投げ釣り、浮き釣りなど
レジャーフィッシングでよくかかってきます。

大きさは5センチ程度。 色は割と変わりますが、ブチの赤みがかった派手な模様が多く
メバルみたいな赤い色が多いです。
特筆すべきは 背中のとげ。 顔もかわいらしいのですが 背びれがすごく鋭く刺さりやすいようで
触れただけで刺さるみたい。
身近で何度も刺されたのを見ているので毎回つり上げますが さすがに刺されたことはありません。
死んじゃわないように靴や魚ばさみで押さえてペンチで鍼をはずしたり糸を切ったりしてかえします。

中には殺してしまう人もいますが つり上げるのは人間の勝手。
ただ、海の中で生きていただけなのに それを乱しておいて
必要ないから殺すのはいかがなものかと思うので 私は海に帰します

気をつける事として この魚の毒は死んでからも残るそうなので
つり上げて防波堤でひからびたりしているやつも触ってはいけません。

ですので、必ず海に返してあげてください。

海に帰すときも 必ず何かで確実にはさむか(暴れて刺さることも)
きちんと靴で優しく転がしてあげるかしないと
サンダルなんかだと誰かさんの二の舞に・・・(笑)

ちなみに、何度か実験していますが 糸を切って返しても お魚はきちんと針をはずすみたい。
飲み込んでも 無理にはずさないで帰すとはくみたい。

だから、短めに糸を切って お魚に、ごめんねってあやまって気持ちよくバイバイしましょう。
お子さんは、何も知らずに触るので サビキ釣りなどの保護者の方は
絶対に何がつれたのかを見ていてくださいね!

なぜ、今日はこの話題なのか・・・。

昨日、散歩に行った父が、防波堤で子供がハオコゼを釣り上げたのを見て
道具も持たずはずそうとして またもや刺されてきたからです・・・。
毎回、かなり痛いはずなのに懲りない人だなぁ(^_^;

夕方帰ると、なぜか指を押さえていて パンパンにおかしな腫れ方をしていました。
ハオコゼの毒は、刺されてからしばらくして腫れてきます。 二時間程度うなっていたそう。

で、ここから大事ですよ~。
皆さんもかならず頭に入れておいて下さいね!

もし、万が一刺されたら できるだけ早めに熱めのお湯に患部を長めにつけること。 

わかりましたか?

もし、万が一刺されたら できるだけ早めに熱めのお湯に患部を長めにつけること。

大事な事なので2回言いました。(笑) やけどはしないでね。熱めのお風呂ぐらいでいいみたい。
人間のたんぱく質は、通常42度を超えるとで変性するといわれています。

ちなみに、42度というのは わりと熱めのお風呂の温度です。江戸っ子ですか・・・?
今まで触ったことがあるのでは 給湯器46度ならちまちまは触れましたが
さすがに漬けることは難しいと思います。くれぐれも火傷をしないように気をつけてください。

この魚の毒は、熱により不活性化し 痛み物質も和らぐそうです。
環境省 串本海域公園のサイトにも書かれています)
ハオコゼの毒もたんぱく毒なので変性して不活性化すると言われています。

実際に、刺されたと聞いてすぐにお湯を用意してつけさせたところ 
腫れは残っていますが痛みはかなりましだという事です。
(追記:翌日には ほとんど痛みはなく 1日ではれも引きました。)

そのままだと 数日は、人によっては転げるぐらい痛いそうです。くわばらくわばら。
また、やはり毒ですので  気分が悪くなればすぐに医療機関にかかること。
生き物が身を守る為の毒ですからね。人にはなじみがありませんから気をつけましょう。

ちなみに脈をとりましたら 普段もパンパンな事がある人ですが
なんだかパンパンがちがって いけない脈になっていました。
舌は、体が活性化してるせいか 逆にいつものいけない舌より綺麗でしたが(笑)
ただ、ざっくり満遍なく寒ではなく冷が入ったような舌でした。
綺麗に一面白かったですね。(薄苔を少し濃くした感じですが不自然に白い。)

刺されてすぐでしたら 温度をあげる目的でしたらお灸をしてもよかったのですが
すでにまわっていて他の部分もパンパンで時間が惜しかったのでお湯を使いました.
場合によっては、棒灸や筒灸なんかも使えるかと思います。

解毒と痛みで体が活性化しているといっても あまりにひどいので
数カ所に てい鍼をしたところ 脈はおさまり柔らかになりました。
毒の質としては、風の邪の感じ。
寒熱は特に強くなくどちらかというと色黒の胆湿の凝縮した固まりのようなそんな感じを受けました。
毒の質や拡散度としては ひどくはないようですが、痛みが強くでるのでダメージはそこそこあるようです。
ただ、瀉してぬいてしまうのはだめのようで素材で瀉のものを使うほうがいいかもです。
後、抜きすぎ注意。僕だけかもしれませんが 少し怖い思いも(^_^;
(特定の脈が思っている以上に沈、遅脈になったりする)
体外へ抜く瀉はやめた方がいいかもです。

てなわけで、夏のプチ知識なのですが ネット情報では、
お湯につけるのはゴンズイやほかのオコゼなんかの魚の毒にも有効だそう

これから夏休みでレジャーフィッシングをされるお父さん、お母さん!
お孫さんを連れて行かれるおじいちゃん、おばあちゃん!
自分たちで釣りに行く学生さん!

魚は、できるだけ手で持たないですよ!先の長いペンチとハサミ、持って行って下さいよ!
サビキ釣りの定番、アジでも種類が何種類かあって
背中の青い色のやつは 背びれにすごく鋭いトゲがあって痛いです!気をつけて!

あと、サビキ釣りの魚を上手にはずすコツは、
仕掛けを竿一杯の長さで 竿を立てたままはずすと
籠が重いので仕掛けが絡まらないでお魚がはずせます。(お父さんかっこいいー!)


もし ハオコゼやゴンズイがつれたら 何匹も群れているので釣る場所変えて下さいね(^-^)
干からびた魚、さわらないようにね!死んでも毒が残ります。危ない!!
普段から釣りをしてる人は、そこらに捨てずに必ず海に帰すこと。

針も、糸も他の人の分も持って帰りましょう!
小さい子供は、素足で歩いたりします。たまにしか来ない人は、知識も危険もわかりません。
レジャーのつもりが大怪我!という事にならないようにしてあげてください。

鳩はトコトコ歩きます。
歩くと糸をつれていき 絡まり足がちぎれます。
餌付きの針を食べてしまったりなど 人が自分の都合でしたことが 多くの生き物を傷つけます。
釣りは、生死を扱うものですが 邪魔だからで捨てたゴミが予定外の命も危険にさらすこと おぼえておきましょうね

それを守れるのは 知っているからできること。
助け合いですね。 一緒に頑張りましょう(^-^)

もうすぐ夏休み!!
元気に夏を乗り切りましょうね!!(^^)

(2016年8月追記)
P.S この記事、結構大人気のようで お役に立てば幸いです。
    サビキをする方は、普通のアジ(特に青アジ)にも腹ひれの後ろにキツイとげがあるので
    触るときは気をつけてくださいね!結構 痛いです。
     ついでに、投げ釣りをする方は「海毛虫」「ゴンズイ」「アイゴ」は絶対に触らないでね。
    あまりオニオコゼとかはつれないと思うけ
   知らない魚は触らない!食べない!!OK?!

     (海毛虫は毛虫嫌いの方には結構な衝撃です!!
                でも、実際見たときの為にがんばって画像見といてください!!
                動画は・・・がんばれ!!YouTubeとかにあるから!!)

    海毛虫は 本当にでかい毛虫で死肉が大好きです。

      とげはすごく硬く、もろく細くできているので触れるだけでも刺さります。
      あげる時に体にかすっても結構深くささって折れて残るので
    絶対に触れないこと!コンプラニンとういう毒があります!!
 

     飲み込んでいることが多いので、さっさとハリスを切って海に戻してください。
           ついでに、うねうねわさわさ早くうごくので トングなどでつかまなければ
     しかたがないですが、触った道具についている針も刺さるので
     必ず海水等で流して気をつけてくださいね!!

     はりを飲み込んだりしていても、魚は上手に吐くそうなので
             (実際、アナゴなどはスカリの中などでも上手に吐いています。
              ちなみに、アナゴ・ウナギも毒をもっているって知ってるかい?)
     無理にはずそうとしないで だめなときは糸をできるだけ短めに切って
     海へ返してあげてください。彼らに悪気はありませんから殺さないでね!
     熱いコンクリートの上で虐殺するのは とても苦しいですよ。

    彼らは、人からみればいやな存在ですが、海の中での役割があります。
      彼らなりの環境の中に返してあげることが、無理に吊り上げてさらってきた
    私たちのしてあげるべき事だと思います。
    ご協力、お願いします。

    あと、もう一つお願いです。
            ついででいいので このサイトのトップページなんかも一応見て帰ってください(^^)
            施術所でしているはり・きゅう・あん摩・マッサージ・指圧というのは、
    病気の人ばかりが利用する所ではありません。
            肩こり、腰痛、冷え、疲れたなどなどの誰にでもあることの改善や
    今の元気を維持するためのサポートをするところなので
           ちょっと知ってもらっているといいかなと思います。

            
    
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