当店は、豊中 神崎川にある 鍼灸、あん摩、マッサージ、指圧院です。
検索からとんできた方は、どこのブログ?と思われるかと思います。
鍼灸院等の名前には 必ず はり、きゅう、マッサージなどの
サービス名と名称をつけるように指導されます。
名称も、できれば自分の名前をつけるように言われます。
そして、自分の名前をつけない場合には「名称の理由書」なるものを
提出しなければなりません。おお、なんと言うことでしょう!
それほど、細かくあはき法には書かれているのです。
お医者さんにも、医師法に広告制限を決められていて
柔道整復師は柔道整復法、助産院は助産師法、看護師は看護師法など
国家資格の医療関係資格は きびしい法律がそれぞれにあります。
中でも、保健も自由につかえなくて 今ではなじみの薄くなってしまった
鍼灸、マッサージ院は とても大変なのです。
さて、当店は 所長が今まで体調を含めて
散々、波乱万丈な経験をしてきた(今でも波乱万丈ですが)事から
「体も心も毎日が当たり前におだやかに安心して過ごせる事が一番だなぁ」と
感じて、自分も毎日おだやかに来られる方もおだやかに笑えるように
おだやか過ごせるようにに集うところとして おだやか堂と命名しました。
で、次になんでトンボ庵?と思われるかと思います。
実は、今の店舗があるところは父方の祖父がここで飲食店をしておりました。
昔、このあたりは工場がとても多かったらしく
工場の帰りの人たちが一杯のみにきたり 食事をしたりと
大変栄えていたそうです。
事実、私が小さい頃に来たときには 個人飲食店がたくさんありました。
今は、神崎川の駅前の武田薬品工場後には阪急オアシス神崎川ができ
マンション建設の真っ只中ですし、川をわたったこちらのほうには
マンションなどがたくさんできて 通勤路になっています。
おじいちゃんおばあちゃん、子供が多く
昼間は車が抜け道として通るだけの静かな場所です。
なので、ご近所の鍼灸院へはいろんな悩みがあるから通いたくないなーとか
マッサージを受けに行っているとみんなに知られたくないなーとか
私は、有名人だから人目にバンバンつく鍼灸院やマッサージへはいけないとか
そんな方でもご利用いただけます。
でも、路地裏とかではなくて 立派に表通りですからご心配なく(^^)
さてさて、脱線しましたが
父方の祖父の持ち家を 私が長年かけて自分でいろいろ調べたりしながら
こつこつと手直しをしましたのがこの場所。
で、本題のトンボ庵という名称は 母方の祖父が神戸でトンボ薬局という
薬局を経営していたそうです。(私があった頃はもうおじいちゃんでしたが)
戦時中に、婦人部の方を束ねて空襲の後へ薬を持って回ったりしたそうです。
私は、とくにこれから先バンバン家族を増やしたりできるわけではなく
何もご先祖様に貢献できるような事もないので
せめて、父方のおじいさんの残してくれた場所で
母方のおじいさんがつけて活躍した薬局の名称を残そうと思いました。
ですので、ここには 二人のご先祖様の思いと私の思いがあるわけです。
そんな訳で、まったく鍼灸マッサージ院ぽくない名前の
「はり・きゅう・マッサージ おだやか堂トンボ庵」という名称で
施術所が作られました。