どうして「ていしんの日」?

普通、あん摩マッサージ指圧師を
持っているのだから
「マッサージ体験」というのが
人を集めやすいのだろうなと思います。
ていしんというと 正直、毫鍼よりも
ずっとずーっと認知が低く
スピリチュアルみたいに感じる方も
たくさんおられるのではないでしょうか?

でも、皆さん 良く考えてみて。
ピップエレキバン・・・磁力がうんぬん
  マグネループ・・・首にまくとかんぬん
ファイテン   ・・・金属の特殊加工がどうの
マグレイン   ・・・種類の違う金属がこうの

術者の力が必要ないこういうものでも
普通につかっていませんか?
それって、目に見えますか?
私の恩師の方で
磁石を使って体の流れを見る方がいます。
その院は、とても患者さんが多く
その先生の人柄もあって沢山来院があります。
鍼術と深く付き合っていくと
何もしなくても どの術者も自然に
何らかの変化のある同じ箇所に触れるといいます。
具合の悪いときは、具合の悪い箇所に手を当てますよね。
これも、自然の摂理なのです。

一般の方も知らないうちにしています。
よく、あの人は不審人物とかあの人おかしいとか。
あの人病気をもってるとかこの道 嫌だからとか。
で、差別があったり敬遠したり。
実は、そういう鑑別能力も自然のものなのです。
人間を含めて 生物は異常のあるものがあると
それを自分たちの社会を妨げる物として
排除する傾向があります。
どうやって、それを見分けているのでしょうか?
その固体の中の社会が 自分の内胞している社会と
同じかどうかで判別しているのだと思います。
ですので、破綻があったり流れがおかしい固体は
自らに悪影響をもたらす可能性があると判断します。
今では、その判断能力の応用性が
落ちている事で、余分な事が増えています。

まあ、これは別にお話しするとして
この様に 周りとどう接するかの判断を
当たり前に考えないでしているのです。

これ自体が、実は「気」といわれるものだと
私は、長年の経験と分析から位置付けています。
生体やそのものの構造や物質、
活動などによって発せられる
エネルギーや熱、物質などです。
死者には、死者の気が、静物には静物の気があります。

個体の持っているものだけではなく
個体に隣接する 空気、環境、バクテリアなどの
多くの物も含めて その人が活動している場として判別の対象になります。

西洋医学は、道具の構造や特徴等
物理法則にしたがって必要な形に作られ
使用されます。
東洋医学も、物理的な側面はありますが
ていしんなどは、接触したりする感覚など
物理的以外に、科学的 自然的な方法で
術者と被術者の間でやり取りをすると
考えていたたければよいかと思います。

で、なぜ「ていしんの日」なのか?
私は、快楽の為のみのマッサージはしません。
手技ではその方の体に応じて
少し痛みの伴う手技や
強めの圧をかけることもありますが
痛みを快楽として(遊園地と同じく
ストレス発散で免疫をあげる)事はしません。
あれは、自己回復能力が伴っている
いわゆる余力のある方や
余力がない事を感知できない方が
受けられているのだと思います。
ただ、そういう方が受けられたとしても
違う意味での体の変化は
感じて頂けると思っています。
強もみが大好きな方でも
体が楽になったと帰って行かれるので
別のアプローチなんだなと
考えて頂ければと思います。
もし、強もみが癖になって
「行かなければ我慢ができない」と言う方は
1度受けて頂いてもと思います。

そんなこんなで、
手技は非常にデリケートで
時間も長くかかってしまいますし
お体の不思議を体験して頂くには
ていしんという素材が最も良いと思ったのです。
毫鍼を刺すことは、鍼をうったことがあれば
誰にでもできます。
ただ、どこにうつのかを判断するときに
体験鍼灸としてするには
リスクが大きいのではと思ったのです。
脈をとって 例えば一般的なツボとして
合谷にうったとしましょう。
それが劇的な反応を示すのかというと
良く分からない、または後でお腹の調子に
変化があったなどという
関連付けの難しい事になるかと思います。
それよりも、鍼を刺されて痛かった、
なんともなかった、痛くなかったぐらいの
感想になってしまうのかなと。
自分が最初に鍼の体験会に行った時も
そんな感じでしたしね。

ていしんは、術者の腕や感性がありますが
体感できる人は、すぐに感じる事ができます。
また、私は経絡治療をベースにしていますので
体感できる方のほうが受けていただくのに
適しているのではないかなと思っている事から
「ていしんの日」を初めての方の体験の入り口や
普段のメンテナンス代わりに
ご提供しています。
ていしんなら、お子さんでも免疫不全の方や
感染症の方でも安心して
入り口にして頂けるはずです。

ただ、どうしても毫鍼を体験したい方や
マッサージを体験したいという方がおられれば 
「ていしんの日」のコンセプトを
損ねない程度で体験は可能です。
初診無料相談も兼ねて
お顔見せのつもりでしていますので
鍼はうけたくないけど相談はしたい方や
マッサージだけご希望の方などの
ご相談にも応じています。
ご家族に受けさせたいというような
ご相談でもかまいません。
実は、間口は結構広いんです。

ていしんは、質や状態にもよりますが
痛み等の緩和にも優れていますので
ぜひ、お体の不思議や
東洋医学の不思議を体験しに
遊びに来られてくださいね(^^)