膝痛・腰椎すべり・狭窄症へのアプローチ

個人的にもいろいろと経験はるのですが、最近拝見している患者様のお話です。

患者様にも、書きますねとの了承をいただいています。

この患者様は80代、男性。

学生時代は柔道をされていたそうで、中年からずいぶんと太りました。

高血圧と泌尿器の問題でお薬、内臓疾患での手術歴がおありです。

手術をうけられてから ご自分なりにジムに通っていましたが、膝に水がたまり病院に通いだしてから動かなくなりました。

足の痛みで 骨盤がゆがんだ状態になっています。

だんだんと、腰の痛みがでてきて ブロック注射を打ち出してから下肢痛がひどくなり 歩けない状態(間欠跛行)がでて診ることになりました。

一応、ご本人にはヘルニアというお話はきいていましたが いまいちよくわかりません。

とりあえず、柔道をしていたこともあり下半身のバランスが悪いことや 内臓疾患で尿・便通が悪いこともあり そのあたりを中心に見ながら 腰へのアプローチも進めていくことにしました。

ある日は鍉鍼で、ある日は指圧、ある日は西洋医学的な深い刺鍼と ほぼ毎日いろいろと努力した結果、約2カ月を経て ご本人が毎日うなって人に当たり散らすことがなく、痛みで歩けなかった状態も 少し改善、用事に不安がなく行ける程度になり  現状は、一週間に一度ぐらいの施術で様子をみています。

今は、うつぶせたときに膝が開いたり つま先が外にむいてしまう状態から普通の状態にもどりました。

別の問題としては、内臓疾患で手術されてから 何年も排便コントロールがうまくできなくなっていたのが改善したそうです。

その間には、軽い食事療法と病院での受診アドバイスや日々の軽い運動を含め 努力していただいています。

最近の検査結果では、腰椎すべり症による脊柱管狭窄症という診断で 手術療法を含め検討しておられるようです。

実際に、検査結果をみせて頂いて こちらもさまざまな工夫をしています。

個人的にもヘルニアはもっているので 腰下肢痛のつらさは結構しっています。

検査結果上でのお話を伺って 病院への質問や、ご不安へのケアも随時おこなっています。

いろいろな方を見せて頂くごとに、若いうちからのメンテナンスを怠るのは後に響くということがよくわかってきています。

物理的にも、回復が追い付いている間は問題は、一見 問題はないように思いますが 回復の仕方次第では追い付かなくなった時の状態が違います。

腰痛だから腰の問題なのかというと 実はそうではなくて、体を持ち上げる力がないことによって腰に負担がかかっているので 上半身の簡単な運動をしているだけでも後が全く違います。

そのあたりの指導も、望まれる方には施術と合わせておこなっています。

また、現状 腰痛がある方は 今後のさらにひどい状態を招かないようにするために 今のうちにケアをすることが必要です。

人間も、機械と同じく 部品があって 重力の中で生きています。

施術を受けることで、その負担を軽くしたり 重力に逆らえる力を取り戻すのは 後々の役に立つことでしょう。

当施術所では、さまざまな状態の方へのできる限りのアプローチをしています。

故障や後遺症などで あきらめてしまうような状態へも 根気強く向き合っています。

同意書発行されるものについては、療養費の使用も可能です。

お気軽にご相談ください。